英文ビジネスメールでの日本語特有の敬称「さん」はわりと便利な件

学習ノート

海外の取引先の人に、日本特有の敬称「さん」はアリなのかナシなのか?

海外の取引先とやり取りしていて、純ドメが戸惑った経験をブログでシリーズ化していこうかなと思っています。

そんなわけで今日のブログはその第1回目です。

英文ビジネスメールの敬称はどうすればいいのか問題

海外の取引先の人にメールを送る時に「敬称」はどうすればいいのか問題が勃発しました。

そこ?って思いますよね。でも戸惑ったんです。

当然、ビジネスメールには「Dear Mr./Ms.+ラストネーム」を付けるのは知っているんですが、向こうからこちらに送られてくるメールがかなりフランクな印象だったんです。

” Hi mimi ” と送られてくるメールに対して、かしこまって “Dear Mr.+ラストネーム” って逆に失礼なんじゃないか、かと言ってこちらもいきなり ”Hi +ファーストネーム” と返すのはどうなんだろうか?とか、日本人的発想でいろいろ考えてしまい、前任者が敬称をどうしていたのか見てみたんです。

そしたら、「Dear 〇〇-san, 」と書いていました。

Dear 〇〇-san, って何なの?有りなの?

実は、これまでも海外の人と仕事でメールのやり取りはしたことがあるんです。でも現地法人のいわゆる「身内」の人たちだったし、日系企業なのでなんの疑問も持たずに「田中さん、佐藤さん」と同じ感覚で「ラストネーム+san,」を使っていました。

でも今度は外国法人のお客さまなので、「Dear 〇〇-san」ってなんなんだ?有りなのか?と思ったんですが、数カ月仕事をして個人的に思ったのは全然「有り」です。

外国人には、日本人名は男性なのか女性なのか分かりにくいらしく、敢えて向こうから “mimi-san,” と書いてくることもあったりと、日本人にはとりあえず「san」を付けておけば失礼じゃないと、日系企業を相手にしている人たちには常識化している印象すら受けています。

最初は「Hello ラストネーム(ファーストネーム)」で書いても、向こうから「〇〇 san」で返信が来るので最近は何も意識せず「san」を付けています。

san ってかなり便利な表現だと思う

先日、同僚(女)宛に何度もメールでやり取りをしている取引先から、 “Mr.+ラストネーム” という敬称の付いたかしこまったメールが届いたんです。

日本人なら女性の名前だと分かり切っていても、海外の人たちからしてみれば「そりゃ分からないよね」という話をしたんですが、その逆でこちらも男性か女性なのか分からない時があるんです。(ほとんど分かりますけどね →嘘でした、一部のアジアの国は全く分からずです💧)

そういう時にも男女双方に使える「san」を使うことで間違いは避けられるので、かなり便利な表現なんじゃないかと個人的には感じています。

それに、日本人は敬称として「san」を使うはずなのに、どうして自分には使わないのか、下に見られてるんじゃないのか?とかいらぬ心配を取引先にさせなくて済みますし、って考えるところが典型的な日本人的発想なのですが。

まとめ

相手のタイトル(役職)や国にもよりますが、フレンドリーな人だと1、2回のやり取り後、ほとんどファーストネームでメールをくれます。こちらもそういう方には相手のタイトル関係なくファーストネームで返しています。なんとなくですけど、ヨーロッパ圏はラストネームでメールをくれる方が多いです。

先日、初めてやり取りをしたアジア系の企業の方は、最初は「Hi ラストネーム」で連絡が来たので、わたしも合わせてラストネームで返したんですが、3回目ぐらいからなぜか向こうから「Hi ファーストネーム-san,」と送ってきてくれるようになりました。なぜ?

毎日のように頻繁にe-mailをやり取りしている取引先の人たちは、日本と同様に「ラストネーム+san,」で定着してきています。(2021年12月)

何はともあれ、きちんとした英文ビジネスメールがスラスラ書けるようにならなくちゃと思う今日この頃です。

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