こんにちは。やり直し英語学習中のアラフォーOLミミです。
季節感ゼロですが、2015年夏のバンクーバー旅行の思い出を書いています。
チャイナタウンの孫文中国庭園(中山公園)で知り合ったマイク(仮名)と一緒に向かった先は、ガスタウンのメープルツリー・スクエアにあるギャシー・ジャック像です。
ガスタウンはバンクーバー発祥の地
ギャシー・ジャック(本名:ジョン・デイトン)は1800年代に実在したイングランド生まれの船乗りで、ゴールドラッシュで一獲千金を夢見る人々を運ぶ船の船長としてアメリカにやって来たことをきっかけに、最終的にこの地にたどり着き「Globe Saloon」というバーを開きました。
何もなかったこの地で開かれた初めてのバー(酒場)だったので、人々が集まるようになり、間もなくダウンタウンの中心地として栄えたこの街を、ジョンのあだ名だった「Gassy Jack」にちなんでGas Townと呼ぶようになったそうです。
ガイドブックやウィキペディアでは「ギャスタウン」と表記されていましたが、由来を知ると「ギャス」と呼んだほうが正しいですね。
ギャシー・ジャック・デイトン(Gassy Jack Deighton)の像
酒樽の上に立つギャシー。
バーの店主の名前が街の名前になるなんてすごいですよね。
Gassyには「ホラ吹き」とか「やたらに自慢をする」という意味がありますが、ギャシー・ジャックの説明をしている英語のサイトを見るとかなりのストーリーテラーだったようなので、単純に話が面白かったんでしょう。親しみを込めて良い意味で呼ばれていたんだと思います。
Twice「Likey」のMVロケ地 “Hotel Europe”
この銅像ギャシーの見つめる方向に “Hotel Europe” という特徴的な三角形の形をした建物があります。こちら、日本でも大人気のK-pop女性アイドルグループのTwiceの曲「Likey」のミュージックビデオのロケ地です。
(画像出典:YouTube/YouTube.com)
実は、このギャシー・ジャック像の周りにはたくさんの観光客がいたのですが、その時アジア人観光客はわたしたちだけしかいませんでした。今は「Likey」のロケ地巡りで写真を撮りに行く日本人ファンも増えているかもしれないですね。
ロケ地巡りされる方は、ギャシー・ジャック像を目印に行ってみてくださいね。ギャシーが見つめる方向に建っています。今はホテルとしては使用されていませんが、商業施設なので興味があれば中も入れますよ。
ガスタウンのシンボル世界初の蒸気時計
ギャシー・ジャック像を後に向かった先は、ガスタウンのシンボル「蒸気時計」。バンクーバーのシンボルとも言えますね。
こちらの蒸気時計もTWICEの「Likey」のロケ地になっています。MVはバンクーバー近辺で撮影されたようで、わたしが出かけた他の場所もロケ地になっていたので、今後ブログでまたご紹介しようと思います。
「蒸気時計」は見たらがっかりする観光名所のひとつとも聞いていたんですが、確かに思っていたよりもコンパクトでしたが、観光客であふれ返っていましたよ。レトロな街並みにぴったりの蒸気時計。
ガスタウンは東京の丸の内っぽい街並みといえばイメージできるかしら。
この辺りはオシャレなお店がいっぱいあって歩いているだけで本当に楽しかったです。
中国庭園で知り合ったマイク(仮名)が大量に写真を撮ってくれました。そのおかげで、普通の風景写真が少なくてブログに掲載できるものが無くて焦りました。
そうそう、この蒸気時計はガスタウンが誕生した1800年代に製作されたと勝手に思い込んでいたのですが、カナダ人のレイモンド・サンダース氏が1977年に世界初の蒸気時計として製作したそうです。そのサンダース氏が制作した時計は世界で5つあるのですが実は日本にもあるんですよ。
昨年、北海道へ旅行した時に小樽オルゴール堂前で発見しました。見た瞬間、バンクーバーの蒸気時計とそっくり!って思ったら、製作者が同じ人だったとは。画像はあまりよくないのですが、小樽の蒸気時計の写真はこちらです。
ロケーション
中華街からガスタウン(ジャシー・ジャック像)は、キャロール・ストリートを北(ウォーター・フロント方面)に向かって歩くと10分もかからない場所にありますが、先日この記事の「4 チャイナタウン周辺の治安|バンクーバーの影」で書いたように、治安の問題から通りを歩くこと自体、おすすめできません。
一旦、シーモア・ストリート付近まで戻って、蒸気時計側から行くことをおすすめします。蒸気時計からギャシー・ジャック像辺りまでは観光客もいっぱいいるので安心です。スカイトレインのウォーターフロント駅から行かれる方は、少し歩くと、ガスタウンに行けますよ。
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